2024年春開始朝ドラ「虎に翼」のヒロインを、
伊藤沙莉さんが演じる事になりました。
実は伊藤沙莉さんの朝ドラ出演は2度めとなります。
今回、伊藤沙莉さんがヒロインを演じる朝ドラ「虎に翼」はどんな作品でしょうか。
伊藤沙莉さんが出演した朝ドラは何だったでしょうか。
伊藤沙莉さんがヒロインを演じる2024年春開始朝ドラ「虎に翼」とは?
では、伊藤沙莉さんがヒロインを演じることになった「朝ドラ「虎に翼」」はどんな作品か。
そして、伊藤沙莉さんが過去に出演した朝ドラとは何か、について話をしていきましょう。
伊藤沙莉さんがヒロインを演じることになった「朝ドラ「虎に翼」」は、
日本初の女性弁護士・裁判長となった三淵嘉子の半生を元にした物語です。
時代背景としては、大正から昭和50年代程度になると考えられます。
これは、ヒロインの元になった三淵嘉子が1914[大正3]年生まれであること、
新潟家庭裁判所の裁判長になったのが1972[昭和47]年であることからの推測です。
現在でも平然と語られる「男尊女卑」「女性蔑視」の世界。
現在でこそ、「女性蔑視」を問題視する考えになっていますが、
ヒロインの元になった三淵嘉子が生きた大正・昭和など、「男尊女卑」が通常で、
何もおかしくないと言われていた時代です。
女性が参政権を持てたのは、太平洋戦争後:昭和21年なのです。
そんな「女性の権利を無視する」時代において、
ヒロインの元になった三淵嘉子は法曹界において、女性の地位向上のため、
周囲の男の悪意にも負けず、戦い抜いた人物と言えます。
そんな「女性の権利の歴史」の一つを描くのが、
伊藤沙莉さんがヒロインを演じる朝ドラ「虎に翼」なのです。
この、茨の道を戦い抜いたヒロインの元になった三淵嘉子を模した役に対して
「女性の道を切り開くために戦った人物の、
強い部分と弱い部分、人間らしさを演じられたら良いな」とコメントしています。
私が言うのも何ですが、伊藤沙莉さんがヒロインを演じる朝ドラ「虎に翼」は、
男性は見るべき作品だと思っています。
男が女性にやってきたことがどれだけ野蛮だったのか、
日本に「男尊女卑」「女性蔑視」の考えが根強く残っていることが、
どれだけ恥ずかしいことなのかを悟ってほしいのです。
というわけで。
かなり大きなテーマを扱う朝ドラのヒロインになった伊藤沙莉さん。
その責任は重大です。
最近の朝ドラの低調を覆す、勢いある作品にしてくれることを期待しています。
次は、過去に伊藤沙莉さんが過去に出演した朝ドラについても話しましょう。
伊藤沙莉さんが過去に出演した朝ドラ
では、伊藤沙莉さんが過去に出演した朝ドラについて書いていきましょう。
伊藤沙莉さんが出演した朝ドラは、2017年放送「ひよっこ」です。
そして、伊藤沙莉さんがNHKで「名ありの役」を演じたのもまた、
この「ひよっこ」が初めてでした。
というのも、伊藤沙莉さんにはNHKに対して苦手意識がありました。
伊藤沙莉さんが過去に演じてきた役柄が、
NHK作品の主要キャラを演じるには合ってないと考えていました。
そして、そんな考えから自信を持てなかったこともあり、
NHKドラマのオーディションにさんざん落ちていたのです。
そして、朝ドラ「ひよっこ」のオーディションに挑むも、
演じるに当たって違和感しか湧いてこず、また落ちるんだなと思ったようです。
しかし、実際は朝ドラ「ひよっこ」への出演を果たしています。
朝ドラ「ひよっこ」の脚本家は、伊藤沙莉さんが感じる違和感[本人が感じるギャップ]こそが魅力。
伊藤沙莉さんが感じた違和感こそが「合格の決め手」という、どう転ぶかわかりません。
というわけで、「ひよっこ」から実に7年。
今度は主役として朝ドラに戻ってくる伊藤沙莉さんは、
ヒロインの元になった三淵嘉子という強く生き抜いた女性をどう演じるのか、
女性の声をどう伝えていくのか、非常に楽しみです。
まとめ
- 伊藤沙莉さんがヒロインを演じる朝ドラ「虎に翼」は、初の女性裁判長となった三淵嘉子の半生の物語
- 伊藤沙莉さんは「男尊女卑」「女性蔑視」が当たり前だった時代に生きた女性を、人間らしく演じたいとコメントしている
- 伊藤沙莉さんは、2017年の朝ドラ「ひよっこ」にも出演している
- 伊藤沙莉さんは、NHKに苦手意識があったが、朝ドラ「ひよっこ」の出演によって解消された
- 伊藤沙莉さんが持っていたNHKへの苦手意識こそが、朝ドラ「ひよっこ」出演の決め手となった
2024年春開始朝ドラ「虎に翼」。
現在でも残る社会問題を扱うだけに、
非常に重い作品となると考えられます。
ヒロインを演じる伊藤沙莉さんは、重い作品においてどんな演技をして、
どんな影響を及ぼし、作品に説得力をもたせるのか。
これまで培った演技力が試される時です。
将来「伊藤沙莉さんの代表作」として、
語られる作品になることを期待しています。