波瑠の結婚同窓会ってどんなドラマ?ノンノ移籍後初ドラマ!波瑠の果たした役割は何だった?

波瑠さんはセブンティーン、ノンノにて専属モデルをしていました。

波瑠さんがノンノに移籍した直後に出演したのが結婚同窓会です。

結婚同窓会は大政絢さん主演のドラマで、波瑠さんのほかに、

福士誠治さん、佐藤ありささん、オードリーの春日俊彰さんなどが出演していました。

結婚同窓会とはどんなドラマ?

結婚同窓会は2012年夏クールにてCSで放送されていた全5回の連続ドラマです。

かつて、中学時代を過ごした仲間たちが

さまざまな問題に直面している状態で再会するところから始まります。

 

 

結婚同窓会のキャラの設定が、都会の生活に疲れていたり、没落していたり、

生活保護を受けていたり、そして、そういう状況を悪く言う人間を持つ人たちと

一度落ちたら這い上がれないであったり、自己責任を吹聴して

助けようとしない人の姿を見ることになります。

 

もちろん、そういう問題を強く指摘するような社会派の作品ではなく、

若年層が陥る可能性がある状況の逆境の人たちを関わらせたら

どういう展開になるのか、行動を取り、感情を抱くのか。

この設定を活かそうという気持ちが感じられる筋になっています。

 

結婚同窓会の全体の話は、登場キャラ同士の衝突と和解という

王道の展開になっているようで、悪い状況の中、

希望が見える終わり方になるようです。

 

さすがに、世の中の負の部分だけ見せられて、救いがないままでは

後味が悪すぎます。流石に、そういう作風は非難を浴びやすいですし、

もとより、ドラマ制作側も意図しないところでしょう。

結婚同窓会の中での波瑠さんの役割

結婚同窓会での波瑠さんの役は、

主役である大政絢さんの親友であるものの恋敵、障壁となっています。

ただ、最後には大政絢さんの応援をしてくれる、

作中で最も重要なキャラクターです。

 

 

波瑠さんの演じるキャラクターは、かつては裕福な家のお嬢様だったのが

没落した挙句に、夫からDVを受けるという光と影を味わっています。

この二面性のあるキャラクターは非常に演じるのが難しいものですが、

波瑠さんはこのキャラクターを十二分に魅力的に演じ切っているようです。

 

波瑠さんの演技が結婚同窓会という作品を引っ張り、

他のキャストを引き立てているといってもいいくらいに突出しているらしく、

波瑠さんがノンノ移籍後初弾のドラマにしては、

CS放送、全5回放送という地味目なものでも、

波瑠さんの能力の発揮の場としては、素晴らしい役割を果たしています。

 

ただ、この波瑠さんの素晴らしい演技や存在感で

主役の大政絢さんのキャラがかなり霞んでいるとの言うこともあります。

 

大政絢さんは悪くありません。主役を演じられています。

ただ、シナリオの段階で、キャラを立たせられていないという問題があるようで

そこに波瑠さんのキャラクターの演技が乗っかってしまった分、

悪目立ちしてしまったということのようです。

 

主役を引き立てられていない時点で、結婚同窓会は

ドラマとしては成熟しているものではないといえます。

なので、波瑠さんの演技がなかったら、と思うと

結婚同窓会は失敗作だった、と結論付けるしかないようです。

まとめ

結婚同窓会というドラマと波瑠さんについて

 

 ・結婚同窓会は波瑠さんがノンノに移籍後初の出演ドラマ

 ・結婚同窓会は現代の日本の闇を感じさせるえげつない表現が出てくるドラマ

 ・結婚同窓会は、闇から光に向かって話は進むので救いはありそう

 ・波瑠さんの演技力を見せつける意味で、結婚同窓会は良い作品だった

 ・波瑠さんの半ばワンマンになってしまった結婚同窓会は失敗作

 

ドラマの筋や解説を見る限りだと、個人的に感じるのは

ざっくりとこんな感じです。

 

私が感じるのは、社会の暗い部分を映す割には

その使われ方が個人的には不快に感じることが多く、

シナリオに活かされている感じにはなっていないように思いました。

 

シナリオの成熟度の低さが、結局コンセプトを使い切れなかった、

というのが全体の解説や筋を読んで感じるところでした。

ただ、波瑠さんの演技が素晴らしかったことだけは

解説や筋を読むだけで十分確認が出来ました。

 

ドラマはやはりシナリオの出来が大きく仕上がりを左右します。

テーマがマイナスの面を取り上げているだけに、

それを昇華させる上手い作りが必要なのです。

 

結婚同窓会は、シナリオを考えた上で

1クール分の長さでやったほうが良かったかも知れません。

制作者側、テレビ局の都合だったのでしょうが、

作品の充実には必要なことだったと思います。