リュックといっても背負う方のリュックではありません。
ファイナルファンタジーXに登場するキャラクターの一人です。
その、リュックの声優を松本まりかさんが務めていました。
あまり知られていないようで、リュックの声優って、
松本まりかさんなの?という声が上がっています
ファイナルファンタジーXのキャストがちょっと・・・
ファイナルファンタジーX自体は2001年に発表され、
DVDを使用したことから容量が大きくなり
キャラクターのセリフがフルボイスになりました。
いまは普通のフルボイスも21世紀に入ってから
本格化してくるのです。
ファイナルファンタジーXは
ファイナルファンタジー史上初のフルボイスになっている作品です。
そのフルボイスで覚えていることは
“新人声優の演技がちょっと・・・・”という話です。
具体的に言えば主人公のディーダとリュックです。
ディーダ役の声優は、今では高い評価を得ていますが
今作がデビュー作だった森田成一さん。
そして、今回話題になっているリュック役の松本まりかさんです。
ベテランから中堅の確かな実力者だっただけに
ド新人声優と、声優を本業にしてもいない人が
混じったのでは、そりゃあ、この演技は声優としてどうなの。
なんて、話になりそうものです。
ファイナルファンタジーXは世界で
850万本も売れたモンスタータイトルです。
日本でも数多くのプレイヤーがいます。
そういう人たちが、こぞって
“ディーダ役の森田成一さんとリュック役の声優の松本まりかさんがちょっと・・・・”と
口を揃えて言うのですから、今ほどSNSが発達していない当時でも
噂話として広がっていきました。
ゲームをしない私も
森田成一さんと松本まりかさんの演技がねえ・・・
という話が回ってきていたものです。
なので、今回の話は意外でした。
リュック役が松本まりかさんは知られていない？
ファイナルファンタジーXのリマスター版発売を知らなかったようで
松本まりかさんはツイッターで
“(リマスター版の発売を)なんで私知らないの。私がリュック役です”
“私のところに情報来なかったから、寂しいなあ”
と、つぶやいており、本人からすると
声優業での代表作であるファイナルファンタジーXを懐かしむ言葉を口にしています。
それに対して、リュックの声優は松本まりかさんだったの？と
ゲーム発表時の2001年以降に松本まりかさんさんのファンになった人は
その意外な事実に驚いているようです。
そして、リュックというキャラクターが魅力あふれるキャラクターだっただけに
松本まりかさんを良く評価する声も散見しました。
ディーダ役の声優である森田成一さん、リュック役の声優である松本まりかさんへの
2001年当時の、ゲームをやった人の声を考えると、随分と変わったなあ、と感心します。
ファイナルファンタジーでのリュック役での演技があまりに口にされていないのは、
当時のプレイヤーもゲーム全体の面白さが印象に残っており
リュック役の声優だった松本まりかさんの演技については
そこまで記憶に残っていない、ということなのだと思います。
ファイナルファンタジーXの続編でも評価は・・・・
ファイナルファンタジーXはX-2という続編が制作されるほど
ファイナルファンタジーシリーズの中でも人気があります。
当然、キャラクターの魅力をよりフーチャーされるだけに
リュック役の松本まりかさんの声優としての演技についての
ファイナルファンタジーシリーズのファンからは
長い間、あまり良く言われていなかったことを
私はリアルタイムで感じていました。
上に書いたとおり、リュックというキャラクター自体は
非常に魅力的なキャラクターなだけに
声優としての松本まりかさんへの厳しい声は
なおさら多かったのではないか、と思い返していいます
主題歌はブレイク前の倖田來未が担当しています。
松本まりかさんの声優としての演技の評価は、
2004年に声優と出演した”蒼穹のファフナー”、2005年の”シュガシュガルーン”でも
覆ることがありませんでした。
確かに、松本まりかさんの声質は魅力的です。
ただ、声優としての訓練を積まなければ、声優業は務まりません。
松本まりかさんは本業である女優業が忙しく、
声優の演技の練習はあまり出来ていなかったと思われます。
残念ながら、松本まりかさんの声優としての評価が
あまり良くないのは、仕方がないことなのかもしれません
まとめ
ファイナルファンタジーXでリュック役を演じていた松本まりかさんに対して
・20年前が初出のゲームなだけに、松本まりかがリュック役の声優だったことは意外と知られていない
・今になっては、リュック役での松本まりかの声優としての演技について悪い声はあまりない
・ゲーム発表当初は主人公キャラとともに、リュック役の声優だった松本まりかさんの演技への評価は低かった
・松本まりかさん自身は声優としてリュック役を演じたことを、自分のキャリアとして大切にしている
ファイナルファンタジーXは私からすれば
遠い思い出になっており、声優としての松本まりかさんの名前も覚えています。
当時、リュック役の松本まりかさんの名前を見て
“誰だ、このひと?”と思ったのをよく覚えていますし、
その後、声優としての演技をよく言われていないのも覚えています。
ただ。本人が声優としての仕事について
ネガティブに把握していなかったのは嬉しく思いました。
俳優業で成功しているだけに、
声優業での失敗を隠しておきたいと思ってもおかしくありません。
それを”私がリュック役だったんだよー”なんて
ツイートしているのを見ると、なんか温かい気持ちになります。
松本まりかさんには、今後もたとえ、声優としての評価が低かったとしても、
当時の声優の仕事をしたキャリアを忘れてほしくないなあ。そう思うのでした。
