痛風で患部に激痛が走ったとき、どうしますか?痛みがある場所は腫れ上がっているので、まずは冷やすことが、考えられますね。でも痛風って患部を冷やすと悪化することがあるってご存知でしたか?知らずにいると怖いですね。どんなふうに冷やすと痛風が悪化するのでしょうか?
まずは痛風ってどんな病気なのか、見てみましょう。
痛風ってどんな病気なの?
痛風とは、尿酸が体内で結晶化し激しい関節炎を伴う症状を起こす病気です。
もっと詳しく言うと、
- 本来、尿酸は排泄されるもの
- 排出されない尿酸は血液中に溶けている
- 血液中に溶け切らない尿酸は結晶化する
- 結晶化した尿酸を異物とみなし、白血球が攻撃する
- 攻撃されて、剥がれ落ちた結晶が神経を刺激して激痛が起こる
というものです。
この4番、結晶化した尿酸を異物とみなし、白血球が攻撃する際、患部が腫れ上がります。
一般的に腫れた箇所は冷やしますよね。湿布とかで。
痛風においても、患部を冷やすと痛みが軽減されると、よく言われています。
しかし一方で、冷やすのは良くないと言う人もいます。
まぁ、どちらが正しいかなんてわからないので、とりあえず痛風で腫れた足を冷やしてみました。
痛風の腫れた患部を冷やすと悪化する?
冷やすと悪化するのか、良くなるのかなんてわかりません。
何もしなくても、激痛なので何かしたい!と思い、とりあえず冷やしてみることにしました。
氷は固くて痛そうだったので、固くならない保冷剤をタオルに巻いて患部を冷やしました。
確かに冷やすと、気持ちよく、何だか痛みも弱くなった感じがします。
患部を冷やすと、炎症を抑制する他、そもそも冷やすことで鎮痛作用があるんですね。寒くて感覚がマヒする感じですかね。
こうなったらもっともっと冷やして痛風の痛みを消してしまおう!!と保冷剤を直当てしました。すると何やら痛みが強くなってきた感じがします!
※画像はイメージです。流石にここまではやりませんw
まさか、冷やすと悪化する!?
もっとも冷やすと悪化したわけではなく、冷たくなりすぎて凍傷手前みたいな感じったのかもしれませんが・・・
でも一度は痛みが軽減されたのも事実。
そこで痛風のメカニズムをいろいろ調べていると、痛風は冷やすと悪化することについて、こんな仮説を思いつきました。
痛風は冷やすと悪化するメカニズム(仮説)
痛風が足の指先に出やすいのは、身体の端で体温が低く、温かい箇所に比べて尿酸を血液中に溶かしておけないから。
さらに冷やすとなると凝固点からの温度差が大きくなり、より結晶化しやすくなるのでは?という仮説です。
- 患部を冷やす
- 患部の血液温度も下る
- 血液中に溶かしておける尿酸の量が減る
- より多くの結晶が作られる
- 白血球が攻撃する
- 痛みが大きくなったり、長引いたりする
この仮説が正しいとすると、冷やすと悪化するが説明できます。
超短期的には、冷やすことで炎症が抑えられ、鎮痛効果も期待できますが、ホントに効果は一時的。
より多くの結晶が作られて、痛風が酷くなりそうです。(正確には剥がれた結晶に白血球が群がります)
つまり痛風は冷やすと悪化する!!わけです。
まとめ
長くなってきたのでまとめます。
- 痛風は患部を冷やすと、炎症が抑制され、痛みが和らぐ
- 痛風は度を過ぎて冷やすと悪化する
痛風になったら、まずは氷や保冷剤をタオルにくるんで患部を冷やす。
極度に冷やすと悪化するので、適度に冷やす。
結局のところ「過ぎたるは及ばざるが如し」ですね。
以上、「痛風は冷やすと悪化する!?って本当?痛風患部を冷やしたら・・・【痛風発症しちゃいました(*_*;)】」でした。最後までお読みいただきありがとうございます。