大丈夫!なんとかなります
尿酸値は下げられる
通風になる前に、手を打つべし!
通風に関する本を一冊読みたかったので、久しぶりに子供連れで図書館に行きました。
そこで目に止まったのが、この本です。
本の情報や著者について
平成30年4月20日発行
監 修 谷口敦夫
発行者 矢崎謙三
発行所 株式会社主婦の友社
監修者の谷口敦夫氏は東京女子医科大学付属の膠原病リウマチ痛風センターの教授で医学博士。
本書の他にも痛風関連の書籍を何冊も出しています。
「尿酸値は下げられる」を読んで、これからやること
7月中旬に痛風発作がありました。痛みが何日も続く大きい発作です。
ここまで大きい痛風発作はこれで3度目。
今回の痛風では、本発作の前に2回ほど軽い痛みがありましたが、直ぐに治まったので油断していたら、今まで以上の痛みに襲われました・・・
これはいかん!3度目はヤバイ!!と思い、痛風について改めて勉強しようと思った次第です。
読んでみて、今の私が楽観視は許されない状況に置かれていることがわかったのが一番の収穫です。
というのも、痛風には3段階あり、私自身はその第2ステージと第3ステージの境目にいることが分かったからです。
痛風の3段階については後述しますが、「足の痛みが無くなったから、まっいいかぁ〜」と、これまでの生活を続けていると、腎臓病などの病気を患ってしまう可能性も高いんです・・・
痛風を改善する=尿酸値を下げるには
- バランスの取れた食事
- 適度な運動
- 良質な睡眠
ダイエットでも、メンタル改善でも、結局この3つに行き着くわけです。
とはいえ大枠すぎて、いっぺんにあれもこれも改善できません。
とりあえず
- 減酒
- ラジオ体操
の2つをやっていくことにします。
減酒 人と一緒にしか飲まない
私の場合、痛風になった大きな原因はお酒だと思っています。
特に3度目の痛風発作の前は酒量が増えていていました。
会社帰り、駅のエスカレーターに乗っている間に9%のストロングチューハイを飲むのがやめられませんでした。アルコール依存症の気もあったと思います。
アルコールは尿酸の産生を促進し、尿酸の排泄を阻害します。
過度のアルコール摂取で体には尿酸が溜まりまくってたことでしょう。
アルコールは断った方がいいに決まっています。
でも全くお酒が飲めないと思うのもストレスが強すぎます。
そこで、お酒は人と一緒にしか飲まないことをルールにします。
私の場合、一人で飲むことが多く、人と一緒に飲むのは一ヶ月1~2回。
一人で飲むこと控えたら、アルコール摂取はかなり抑えられるハズ。
ラジオ体操
適度な運動についてはラジオ体操を活用します。
ラジオ体操は有酸素運動とストレッチを兼ね備えた体操とのこと。
毎朝、6時半からラジオ体操を行い、その後に軽いストレッチを日課にします。
「エスカレータやエレベータではなく階段を利用する」「一駅手前で降りて歩く」といのは心構えとし、マストな実行とはしません。
できるときにやっていきたいと思います。
というわけで、まとめです。
- 減酒
- ラジオ体操
本当は①バランスのとれた食事②適度な運動③良質な睡眠 のすべてを網羅しないといけないのでしょうが、最初から全部はできません。
ひとまずこの二つを実践し、身体の状態を見てきます。
1か月後に会社で健康診断があるので、そこでの尿酸値がどうなっているのか楽しみです。
「尿酸値は下げられる」で覚えておきたいこと
以下、「尿酸値は下げられる」を読んで覚えておきたい個所を羅列します。
私自身の忘備録です。
痛風の3つのステージ
第1ステージ 無症候性高尿酸血症期
痛みはないが血液中の尿酸値が高い状態。この段階で生活習慣を見直す必要がある。
第2ステージ 痛風発作期
患部に激痛が走る!この段階で自分は痛風になったと自覚する人が大半。私もその一人でした。
痛みは2週間~1か月ほどで消える場合が多いが、痛みは消えても何の手も打たなければ尿酸値が高い状態は変わらず、発作を繰り返すようになる。
投薬治療と生活習慣の改善が必要。
第3ステージ 慢性結節性痛風期
痛みが慢性化し、痛風結節ができる。痛風結節は骨の近くにできると、骨を破壊することもある恐ろしいもの。
慢性腎臓病や動脈硬化などのとの合併が多くなる。
痛風のメカニズム
- 体内の尿酸値が飽和状態を超えると、尿酸は固まって結晶になる。結晶は関節内(関節を覆っている膜や関節の軟骨表面)につく。
- 尿酸の結晶が何らかの原因で、骨と骨の間に落ちる。
- 落ちた尿酸の結晶を白血球が異物として攻撃。周囲の関節組織もダメージを負い、激しい炎症が起きる。
- 尿酸を攻撃している白血球は、他の部位にいる白血球を呼び寄せるので、炎症、痛みはさらに強くなる。
尿酸とは?
尿酸とはプリン体の最終代謝産物(体内でこれ以上分解できない物質)。
プリン体は細胞内にある核酸(新しい細胞が生まれるときに必須の物質)を構成する成分の一つ。
つまり体内には必ず存在し、また必要なもの。
身体を動かすときや、脳が活動するためのエネルギー源となるATPもプリン体である。
尿酸は80%が腎臓でろ過され、尿とともに体外に排出される。
残りの20%は汗や弁とともに体外へ排出される。
高尿酸血症の3つのタイプ
- 尿酸排泄低下型
- 尿酸生産過剰型
- 混合型
尿酸排泄低下型と混合型を合わせると、痛風患者の90%をカバーする。
排泄低下の原因は①体質によるものと②体質以外に起因するものがある。
体質は腎臓で尿酸を運ぶトランスポーターという分子の働きが悪い状態。
体質以外では肥満、アルコールの飲みすぎ、プリン体過多の食品や果糖のとり過ぎ。
特にアルコールは、尿酸の産生を高め、尿酸の排泄を阻害るす。
(アルコールは肝臓で分解されるときに、乳酸になる。乳酸は尿酸よりも先に代謝される)
生活習慣の見直しについて
見直しのポイントは次の5つ
- 太りやすい食事を改める
- アルコールの飲み過ぎをやめる
- 果糖をとり過ぎない
- 十分な量の水分を補給する
- プリン体の過剰摂取を改める
以上、「尿酸値は下げられる」で覚えておきたいポイントを羅列しました。最後までお読みいただきありがとうございます。