2024年にお札のデザインや肖像画が変わるってコトご存知でしたか?新しいお札で千円札の肖像画に選ばれたのは北里柴三郎。でも北里柴三郎って聖徳太子や野口英世ほど有名じゃないですよね?北里柴三郎は何をした人で、お札の肖像画に選ばれたのは理由は何なんでしょうか?
お札のデザインが変わる理由
2024年、20年ぶりにお札のデザインや肖像画が変更になります!
私の子供の頃、千円札の肖像画は聖徳太子でした。1984年に今のデザインになり聖徳太子から野口英世に変わりました。
そして2024年、新札発行となり、千円札の肖像画は北里柴三郎になることが決まりました。
でもそもそも何の理由があってお札のデザインを新しくするんでしょうか?
財務省HPにはお札のデザインを変更する理由がしっかりと書かれていました。
なぜ紙幣や貨幣のデザインを変えるのですか
【答】
国民の皆様にお金(紙幣や貨幣)を安心して使っていただくために最も重要なのは、偽造されたお金が出回らないようにすることです。万が一、偽造されたお金が広く出回ると、国民の皆様が手に取ったお金を信用できなくなったり、場合によっては被害を受けたりしてしまいます。
そうしたことを防ぐため、紙幣については、これまでも概ね20年毎に改刷(紙幣の偽造防止技術やデザインを新しくすること)を行ってきました。
そうした中で、
(1) 現在発行している紙幣は、2004年に発行を開始して以来、約14年が経過し、その間に民間の印刷技術が大幅な進歩を遂げていること、
(2) 目の不自由な方や外国人のためにも、ユニバーサルデザインの考え方を踏まえた紙幣デザインが世界の潮流であること
などを踏まえ、より偽造しにくく、誰にとっても使いやすい紙幣となるようにするため、一万円券、五千円券及び千円券の3券種の改刷を実施することとし、2019年4月9日に発表しました。また、五百円貨幣についても、2000年に発行を開始して以来、約18年が経過していることから、今般、紙幣の改刷に合わせて、より偽造しにくくするための改鋳(貨幣の素材や偽造防止技術等を新しくすること)を実施することとしました。 令和元年12月25日更新
だそうです。
つまりデザイン変更の一番の理由は偽札防止の為!
なんですね!
北里柴三郎ってどんな人?
北里柴三郎は1853年(嘉永5年)から1931年(昭和6年)の76年間を生きた人です。
ウィキペディアをみると
貴族院議員を務め、位階勲等は従二位・勲一等・男爵。医学博士
第1回ノーベル生理学・医学賞最終候補者(15名のうちの1人)
私立伝染病研究所(現・東京大学医科学研究所)創立者兼初代所長
土筆ヶ岡養生園(現・東京大学医科学研究所附属病院)創立者兼運営者、
私立北里研究所、北里研究所病院(現・学校法人北里研究所)創立者兼初代所長ならびに北里大学学祖
慶應義塾大学部医学科(現・慶應義塾大学医学部)創立者兼初代医学科学長、慶應医学会初代会長、慶應義塾大学病院初代病院長
日本医師会創立者兼初代会長
だそうです。
なんかこれだけでも過ごすぎて、理解が追いつきません・・・
医学者・細菌学者・教育者・実業家など多面的な顔を持ちますが、その中でもすごいのが細菌学者としての北里柴三郎。
「日本の細菌学の父」といわれていて、なんとペスト菌を発見した人なんです!!
また破傷風の治療法を開発するなど、感染症医学の発展に貢献した人物です!
北里柴三郎が新しいお札に選ばれた理由
略歴を見るだけでも北里柴三郎が新しいお札の肖像画に選ばれた理由がわかりますね。
コロナが依然猛威を振るう現代。感染症医学に貢献した偉大なる先人にあやかりたいですよね。
本当はもっと違う理由があるのかもしれませんが、私はこの理由が一番しっくりきます。
早くコロナが収束してほしいですね。
まとめ
- お札のデザインが変わるのは偽札防止の為
- 北里柴三郎は医学者・細菌学者・教育者・実業家など多面的な顔を持つ
- 特筆すべきは「日本の細菌学の父」と呼ばれ、感染症医学の発展に貢献した人物
北里柴三郎が新しいお札の肖像画に選ばれたのは
感染症医学に貢献した偉大なる先人にあやかりたい
から
以上、「北里柴三郎がお札の理由が知りたい!北里柴三郎が新札千円札の肖像画に選ばれた理由は?」でした。最後までお読みいただきありがとうございます。