ダウ理論でのFX手法・下降トレンドの見つけ方 下降トレンドは発生してる?【世界一やさしいFXの教科書一年生でお勉強】

前日は上昇トレンドの発生を探してみましたが、ないと判断。逆に下降トレンドが発生しているのでは?と思いました。そこで現在使っているテキスト「世界一やさしいFXの教科書一年生」のFX手法を参考にダウ理論で下降トレンドが発生しているのかどうかを判断していきます。

下降トレンドが発生しているかどうかの見極め方

前回は上昇トレンドの探し方を勉強しました。

まずはおさらいです。

上昇トレンドの見つけ方

  1. 上昇トレンドと思われるチャートを見つける
  2. まずは安値に①と番号を振る
  3. 次の安値と思われる価格に③と番号を振る
  4. ①と③の価格差を確認する
  5. ①と③の間の最も高い価格に②と番号を振る
  6. 次の高値にあたる④を探す
  7. 今回の上昇トレンドに入る前のチャートを遡って確認する

 

下降トレンドはこれとは逆を探していきます。

つまり、

下降トレンドの見つけ方
  1. 下降トレンドと思われるチャートを見つける
  2. まずは高値に①と番号を振る
  3. 次の高値と思われる価格に③と番号を振る
  4. ①と③の価格差を確認する
  5. ①と③の間の最も低い価格に②と番号を振る
  6. 次の安値にあたる④を探す
  7. 今回の下降トレンドに入る前のチャートを遡って確認する

となるわけです。

具体的に見ていきましょう。

下降トレンドと思われるチャートを見つける

前回みたチャートの続きで見てみます。

現時点では上昇トレンドにも見えますが、直近の高値を更新していません。

下降トレンドにおける一時的な戻りなんじゃないかと考えます。

まずは高値に①と番号を振る

まずは高値に①と番号を振ります。

次の高値と思われる価格に③と番号を振る

次の高値と思われる価格に③と番号を振ります。

①と③の価格差を確認する

①と③の価格差を調べます。

①は133.311円

③は133.128円

①ー②=133.311-133.128=0.183円

 

USD/JPYでは1Pip=0.01円(1銭)ですから

10Pips=0.1円(10銭)です。

 

0.183円は10Pips以上あるので、価格差はOKです。

次に進みます。

①と③の間の最も低い価格に②と番号を振る

次の安値にあたる④を探す

②の次の安値に当たる④を探します。

・・・・・・・

・・・・・

・・・

ありません・・・

 

行き詰ってしまったので、下降トレンドの調査はここでストップ。

まだ下降トレンドは確認できませんでした。

今回の下降トレンドに入る前のチャートを遡って確認する

今回のチャートだと、③の133.128円を下回る安値がつき、反転していれば下降トレンド候補になります。

その場合でも下降トレンド確定ではなく、騙しかどうかを判断しないといけません。

 

騙しかどうかの判断は直近の

 

今回発見した4点から成る下降トレンドが、長く続いている下降トレンドの途中にあるなら問題ありません。

逆に、直前の上昇トレンドから転換してすぐのときに発生したトレンドなら注意が必要です。

本当に上昇トレンドから転換したのか?」がわからないからです。

 

トレンド転換したかは判断するには、価格差を見ます。

具体的には「前の上昇トレンドの最後の高値を10Pips以上、下に抜けているかどうか?」をチェックします。

直近の上昇トレンドの最後の高値は135.572円。

現在はこの高値の10Pips以上下にいますので、④が描ければ、下降トレンド完成です。

もう少し、様子を見たいと思います。

>>>一日後チャートは同変動したのか?

チャート分析をしてみて

書籍や、ほかの人のブログを読んでいると、トレンドをすぐに見つけられるような気になりますが、なかなか探すのは大変ですね。

一日に何度もチャートに触れられればいいんですけど、サラリーマンなので日中にFXチャートを見ることができません。

 

チャートを読み込むのに時間がかかっているのも、なかなかトレンドが見つけられない原因の一つ。

もっとチャートを読み込む練習をし、早くトレンドの有無を探せるようにならないとダメですね。

 

一つのチャートを読み込む時間が短ければ、通貨ペアを増やしていきます。

通貨ペアが増えれば、その分、トレンドを見つけられる確率も上がっていくはずですから。

 

なんにせよ、トレンドを見つけるのも一朝一夕にはいきません。

焦らず、経験を積んでいきたいと思います。