今回の不具合対応は「宅配ボックスの扉が半開きになったままロックされていて使用できない」とのこと。現地確認すると宅配ボックスは田島メタルワーク製。でもよく見るの宅配ボックスと違い鍵穴やコントロールパネルはついていません。どうやってロック解除すればいいのやら…
宅配ボックスの扉が半開きになったままロックされている
私のところに依頼が来たのは「宅配ボックスの扉が半開きになったままロックされていて使用できない」といった内容でした。
半開きというのがよくわかりませんが、おそらく扉が開いた状態で、ラッチが固定されてしまい、宅配ボックスの扉が閉まらない状態なのではないか?と思いました。
それならそんなに話はむつかしくありません。
現地に行って、ボックスを強制的に開ける操作をし、リセットすればいいだけ。
それでロック解除できるはず。
現地確認してみるとやはり思った通りです。
扉が開いた状態で、ロックがかかっていました。
ナンバーは「0000」になっていましたが、ハンドルがcloseになって動きません。
おそらくいたずらではなく、たまたまロックがかかってしまったのではないかと思います。
よく見るタイプの宅配ボックスだと、宅配ボックスの鍵で強制的に開錠できたり、コントロールパネルがあって開錠できたりします。
でも現地にあった宅配ボックスには鍵穴もなければ、コントロールパネルもない・・・
4桁のダイヤルを回して任意の暗証番号に合わせればいいのでしょうけど、その暗証番号がわからない。
ゼロから合わせていくと10x10x10x10=10,000。なんと1万通り試せば必ず開くはずです。
1通り合わせるのに1秒かかったとして1万秒。時間に換算すると3時間弱。とてもやってられません。
メーカーを調べたら田島メタルワーク製ということがわかりました。
メーカーならロック解除の方法わかるだろうと思い、田島メタルワークに連絡してみましたが、時間外でつながりません。
田島メタルワーク製の宅配ボックスの解除方法は?
方法は二つ。
自分で何とかするか、諦めてお金をかけて業者にお願いするか、です。
諦めるのは悔しいので自分で何とかしてみたいと思いました。
幸い今回は扉が開いていたので、ロック部分を確認することができます。
裏面はこんな感じ。
メモリーロックと書かれていて、「故障の原因になるので分解しないでください」との注意書きも。
さすがにロック解除するのに分解する案はありませんでした。
よく見るとメモリーロックに小さな穴が4つあります。
場所はちょうどダイヤルの裏側あたり。
この穴があやしいと思い、最初はつまようじを入れてみました。
しかし穴の径の方が小さく、一番奥まで入りません。
何かないかな?と手持ちの道具をさがしていると、書類をまとめるのに使っていたクリップを発見。
クリップを伸ばして穴に入れてみると、奥まで届きます。
で、その状態でダイヤルを回してみると、途中でダイヤルが動かなくなる番号があります!
おそらく、これが暗証番号!と予想を立てました。
4つのダイヤルそれぞれ合わせてみると「2115」
これが暗証番号だ!と思い、ハンドルを回してみますが、動きません。
そこでダイヤルを一つ前の番号「1004」に合わせてみると
開きました!
穴に細い棒をさし、ダイヤルを回して止まる番号の一つ前が暗証番号でした!
まとめ
- メモリーロックについている穴に細い棒や針金をさし、ダイヤルをまわす
- ダイヤルが止まる番号を調べる
- すべての番号がわかったら、それぞれ一つ前の番号が暗証番号
今回は扉が開いている状態だったのでこの方法でロック解除することができました。
もしも扉が閉まっている状態だったら、メーカーに依頼するか、3時間かけて1万通りを試すしかなかったと思います。
運がよくロック解除できて本当に良かったです。
以上、「田島メタルワークの宅配ボックスのロック解除の方法は?宅配ボックスのロック番号がわからない!」でした。最後までお読みいただきありがとうございます。